今日は快晴ではなかったものの暑い!
昨日はクーラー我慢しましたが、今日は付けてます。我慢できず、コーラを買ってきました。バフェットだって、コーラ飲みまくってるんだから、縁起がいいはず???
【ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか】を読んで
今日は久しぶりに読んだ本の紹介です。
今回読んだのは【ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか】です。
ドイツ人との結婚を機に、ドイツに移住した筆者。病気やドイツと日本の文化の違いから、他人軸で生きてきたこれまでの人生を見直し、自分を大切にする「自己肯定感」の高い生き方へ移行したと言います。
本の中では、日本とドイツを比較し、なぜドイツ人は「自己肯定感」が高いのか?彼らが大切にしていることとは?といったことが書かれています。
ドイツという異文化を知ることができる、という点だけでも、この本は面白いと思いますよ。
自分の人生に責任を持てるのは自分だけ
人生の岐路に立ち、選択を迫られた時、周りの声に耳を傾けるのも時には大切と思います。
私自身も、これまでの人生を振り返ってみて、他人に影響されて選択した経験というのはあります。それらの選択により、後悔が生じることもあるでしょう。
でも、最後に選択したのは自分であり、これからの人生で最後に選択するのは自分自身です。今の自分も、これからの自分も「自分が選択した結果」なのです。つまり、選択の責任は自分にあるんです。
他人の目を気にして、他人の意見を聞いて選択して、その結果失敗したとしても、それを選んだのは自分自身です。
だからこそ、「自分のための」、「自分が選択した」、「自分で責任が取れる」、「自分の人生」を歩まなければなりません。
他人は結局他人であり、自分の選択で良くも悪くも最も影響を受けるのは自分です。他人の意見、助言が本当に自分のことを思って発せられたものなのかは分からない以上、最後は自分で責任を持って、自分の内なる声に耳を傾けて決断することが肝要と思います。
ドイツ人にとって仕事とは、人生を幸せに過ごすためのツール
この本の中で一番心に残った言葉。
それは「ドイツ人にとって、仕事とは人生を幸せに暮らすための手段にすぎない」です。
私は就職して以来、仕事をすることの意味について考えることが多々ありました。
「こんな仕事をして果たして社会や会社に役に立てているのだろうか?」
「本当にこれは自分がやりたかったことなんだろうか?」
「こんなことをするために、これまで頑張ってきたのだろうか?」
「この仕事を70歳になるまで続けて、果たして人生後悔はないか?」
いろいろ考えました。
かたや、海外で輝かしく活躍する同年代のスポーツ選手、アーティスト、タレント。かたや、自分はこんなところで何やってんだろう?
比較すること自体ナンセンスと分かっていても、そう考えることもありました。
しかし、「ドイツ人にとって、仕事とは人生を幸せに暮らすための手段にすぎない」という言葉に出会って、少し気が楽になった気がします。
これまで私は、「仕事=人生そのもの」、多くの時間を費やすからこそ仕事で何か成し遂げないと、人生つまらないと思っていました。だからこそ、華々しく活躍する同世代を見て、焦っていたのだと思います。
でも、仕事は人生を幸せに過ごすための「ツール」と考えれば、人生の中での仕事の「重要度」が下がったような気がしました。仕事はお金と同じく「ツール」に過ぎず、もっと仕事より自分の意思を大事にして良い、と励まされているような気分になりました。
(それでも、今の仕事を永遠に続けようとは思えないので、自分のやりたい仕事を探し続けます。)
仕事での人間関係がうまくいかず、自暴自棄になって、悩んでいる方も、「仕事は人生を幸せに暮らすためのツール」と考えれば、少し楽になるのでないでしょうか。
この考えが胸の内にあれば、仕事が人生に幸せをもたらしていないのならば、他のツール(仕事)を探すという行動に移しやすくなりますよね。
別に今の仕事にしがみつかなくてもいいんです。
「大切なのは自分であり、自分と一緒に過ごす家族や友人であり、それを実現するための時間です。」
「仕事は、上司でも会社でも顧客のためでもなく、あなたが幸せな人生を歩むために必要な「ツール」に過ぎない」
「今の時代、会社はあなたの人生のことなど何も考えていないドライな「チーム」です。あなたの人生を捧げる価値のある「家族」ではありません。そんな会社のために、あなたの大切な自由時間を受け渡すなんて、冷静に考えてみると馬鹿らしくないですか?
自分の人生には限りがあって、家族とともに過ごす時間も、自分が元気で好きなことをやっていける時間も永遠にあるわけではありません。一生懸命に周りに気を遣いながら、自分のためではなく会社のために時間を費やす人生が幸せでしょうか?それで人生を満喫できたと思えるものでしょうか?」
ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか? キューリング恵美子
例えば、あなたが「会社を辞める」「会社を休む」とき、「会社、上司に迷惑がかかるかも?」と考えてしまうかもしれません。
でも、ドイツ人は「自分が会社にいないことによって、人手不足になったとしても、それは会社が考える問題であって、個人が悩むものではない」と考えるそうです。
日本人が「人手不足で迷惑をかける」「罪悪感を抱く」のは、「他人軸」で上司や会社の都合で物事を考える癖がついており、自分の気持ちや本音を押し殺しているからと筆者は言います。
確かに、「労働者は会社に労働力を提供する」、「その対価として会社は労働者に賃金を支払う」といった具合に、労働者と会社は対等な関係性です。自分を犠牲にしてまで、会社に気を使う必要はないと思います。
以上が、この本を読んで得た学びの一部です。仕事に関する話がメインになってしまいましたが、冒頭に書いたように、文化の違いを知るという面だけでも、読んでいて楽しかったです。
他にも、ドイツの教育や生活スタイルに関する記述もあり、興味深い本でした。学びもたくさん。
もちろん、上述のように、会社のことで悩んだ時、会社を退職する時が来たとき、背中を押してくれるだろう、また読み返したくなる本でした。
ぜひ、読んでみてください。
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