会社って理不尽なことがいっぱい!と悶々した1日でした。笑
会社で起こったネガティブな出来事を昇華させるようなブログ記事、読んだ人のためになるような記事も書いていきたいです。
今日の出来事もポジティブな出来事へ、早く昇華させたい!
説明するのが下手なので、記事にする難易度は高そうですが。笑
そんな悶々とした気持ちを抑えつつ、今日は久々の読んだ本のご紹介です。
若干、ネタバレ注意ですよ。
宮本輝さんの「地の星」
今回は宮本輝さんの「地の星」です。
宮本輝さんの長編小説「流転の海」の第二弾です。
第一弾の「流転の海」に関する記事はこちら。
第一部の「流転の海」では、主人公である松坂熊吾が妻と子供とともに故郷である愛媛の田舎に移住するところで終了。
今回はその続きです。
故郷で雄大な自然に囲まれ、伸び伸び育つ息子と体調が回復する妻。
また、「地の星」では「人の死」というものも、一つキーワードになっているのかなという印象です。
道半ばや過去の後悔、無念さを残したまま亡くなっていく登場人物の姿からは、人生における時間の有限さなどなど、色んなことを考えさせられます。
怒りを抑えきれず妻に手をあげてしまうこともある熊吾、そして、その後反省する彼や暴力を振るわれる前後の妻の心情から「勘違いや思い込みからくる感情に任せて行動することは慎むべき。一呼吸入れることが重要」と感じました。
故郷へ戻る前の大阪で、自身の事業で一旗上げた熊吾は、果たして愛媛の田舎での隠居生活に満足できるのか?できないのか?
登場人物のセリフにも何かしら感じるものが多々あると思います。ぜひ読んでみてください。
地の星で印象に残った言葉
それでは、地の星を読んで印象に残った言葉を下記に引用させていただきます。
「幸不幸の帳尻は、その人間が死ぬ時に決まるもんじゃ。いまの不幸が、将来、どんな幸福へ変わるか、誰にもわかりゃせんけん。」
「父さんがお前に教えたいのは、人間は自分の夢を実現しようと決めたら、そのために血を吐くような努力をせなならんということじゃ。」
「何がどうなろうと、たいしたことはありゃせん。」
地の星 宮本輝
特に3つ目は、この本の中で熊吾が繰り返し言うセリフでした。
こういった「なんくるないさー」的な精神、言葉は大好きです。この言葉は常に忘れないよう、心に留めておきたいです。
こういった楽観思考の人が、事業で一旗上げたり、何かを達成したりしやすいのかなと思ったり。
上にあげた3つセリフ以外にも、セリフに限らずこれからの人生の教訓になるようなものがたくさん詰まっています。
ぜひ読んでみてください!(二度目)
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